人生のモラトリアム期間に観た映画「俺俺」
亀梨和也が33役も演じていることで話題になった映画「俺俺」。
2012年に製作・2013年5月25日公開されている。
「時効警察」の三木聡監督が手掛けている作品で、ウディネ映画祭観客賞受賞。
私自身、仕事を辞めたいなー、と考えていた時期に公開された映画で、主人公と重なる部分はあった。
「俺俺」あらすじ
俺俺は、オレオレ詐欺から由来するもの。
主人公の永野均(ひとし)
家電量販店で働く契約社員。
なりゆきで行なったオレオレ詐欺をきっかけに、徐々に世界が狂い始める。
別の俺が現れたのは、茶髪の大学生のナオ、サラリーマンの大樹。
他人と居るのは面倒くさい。
均のそんな気持ちから始まった俺の増殖。
気を使わず分かり合える俺だらけの世界って、なんてハッピーなんだ!
日に日に俺は増殖していく。
だがある日を境に、幸せな関係の歯車が徐々に狂い始める。
均の前で俺が殺され、さらにナオの行動がきっかけとなり、俺同士の削除が始まるーー。
俺俺 DVD通常版 [DVD]
映画「俺俺」
一言で表すなら、不思議な世界観。
音楽や、周りの風景が奇妙なパラレルワールドを
物語っている。
私、同じ映画を3回も観に行ったよ、全部一人で。
映画のワンシーンに、様々なメッセージ性が散りばめられている。
観る回ごとに違う発見があったり、観る人によっても色んな解釈があるので、映画を見終わった後にネタバレを読んでみるのも面白いと思います。
俺俺って、亀梨くんありきで観に行ったっていうのも勿論あるのだけれど、映画を通して、アイデンティティについて考えさせられる作品だった。
アイデンティティとは、同一性、すなわち「《他ならぬ》それそのものであって他のものではない」という状態や性質のこと、あるいは、そのような同一性の確立の拠り所となる要素のことである。
心理学や社会学の分野においては、一貫した自己・自我の意識を「自己同一性」(self-identity)あるいは単にアイデンティティと呼ぶ。自己同一性は「自分は何者であるのか」という問いに象徴され、状況や時期などによって変わることのない「自分は自分である」という自己認識として確立される。帰属意識などもアイデンティティの確立に密接に関わる。
weblioより出典
個人的な感想
大樹が格好良い!!!
細かいことを書き出すとキリがないけれど、映画を通して個人的に感銘を受けたのは「踏み出す勇気」。
現実世界で、モヤモヤしている時期に自分と重なる部分があって、初めて転職を考えていた時期に背中を押してくれた作品。
ちなみに原作本も出ていて、当時、私は本を読んでから映画を観たのですが、ストーリーが微妙に違っていて、どちらとも読んだり観たりしても楽しめると思います。
DVDが発売されてからは、特典映像見たさにDVDまで買ってしまった。
なんだかんだで、ヲタクって最高だよね。
日々の何気ない生活の中にも、原動力が生まれる。
私の理想のパートナー像について箇条書きにしてみる
いわゆる「出会いの場」へ一度や二度、行ってみただけじゃ、なかなか良い人とは巡り会えないのが婚活。
中には、初めて行って、交際に発展したっている人もいるかもしれないけれど。
ずっと結婚したい!と思っているのに、私は未だに彼氏すらいないし、いかんせん、良縁に恵まれない。